弊社ではこれまで簡易マスクの抜型の無償提供を行ってまいりましたが、国からの布マスク支給開始をはじめとするマスク不足解消の兆しを受け、4月30日をもって抜型の無償提供を終了させていただきます。
３月上旬より始めた本取組も総数約550個を超えましたが、お問合せを頂いたにもかかわらずお断りさせて頂いた方々には、改めてお詫び申し上げます。
また、抜型は刃物を有する危険なモノで、本来であれば一般の方が取り扱うものではありません。然しながら、当時の状況をふまえ提供に踏み切ったことには今に至っても不安を覚えるところです。ケガをされた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
提供にあたり、皆様から様々なお声をいただきました。その中でも、身近な人々だけでなくそれぞれのコミュニティーにおいて貢献的な活動をされている方々が多くいらっしゃったことは、私たちにとって大きな励みとなりました。
また、多くの個人様・企業様が、それぞれの特色や強みを生かし創意・工夫してマスクを生産されている姿に、ものづくり精神の底力と可能性を強く感じた次第です。
「マスクなんて自分で作ることができる、量産も企業が腰を上げれば即対応が可能」、本来我々日本人が得意とする「ものづくり」を再認識していただける良い機会になったのであれば幸いです。
最後に、本取組においてご協力いただきましたナカヤマ、三和紙工材料、近藤商店をはじめとする企業様方、また弊社従業員のみなさまには、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
新型コロナウィルスが収束に向かうよう、皆さまどうかご自愛ください。
