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缶詰めスリーブ
2020年3月3日 更新

今回は 缶詰めの個包装に用いるスリーブをご紹介します。

 

左から順に、まずはAタイプのスリーブから見ていきましょう。

こちらはロック付きスリーブとしては一般的な形式で、底面の四隅に切り込みを入れて内側に折り込んで固定するタイプですが、ロックが外れやすく、見た目もあまりよくありません。

 

 

そこから改善されたのがこちらのBタイプです。

上側の側面全体を内側に折り込むことで、フタを被せたようにしっかりと固定されています。見た目もスッキリしました。

 

ポイントは折りたたむ部分の仕掛けです。折り線の傾斜角度を調整することで、一度折り込むと、紙自体の反発も加わって元に戻りにくい構造になっています。

 

 

最後にCタイプです。こちらはこれまでの形式とは別のアプローチで設計されています。

天面をジッパーで破って開封するタイプですが、特筆すべきは缶詰めの固定の仕方です。

 

缶詰めを入れる前の状態です。底面に半円形状の返しが付いています。この返しが缶詰の縁の段差にかかることで、一度スリーブに通すともう横から抜けてしまうことはない という画期的な仕掛けになっています。

 

長くなりましたが、以上です。3つのタイプを見比べてみることで、パッケージを考案する上での発想の仕方や着目点の違いなどが分かって大変参考になりました。缶詰めに限らずいろいろな用途で活用できる形式ではないでしょうか。

図面データ 完成型
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