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痛くないジッパー
2021年4月1日 更新

お菓子の箱やディスプレイ向けの箱など、箱を開けやすくするために開封口にジッパーが付いている箱は普段からよく見かけます。

一般的なジッパーの形状の場合、開封したあとの断面は、ミシン目のように紙を破った跡が残ってしまいガタガタになってしまいます。見た目もやや汚く見えますし、触るとチクチク痛いです。

   

あまりに見慣れているせいか、これまで特に疑問に思っていなかったのですが、先日「このチクチクを何とか解消できないか」というお話を頂きました。

そこで今回は、触っても痛くないジッパーを考えました。

ジッパーのカットラインに入っている「への字」の曲げの向きを逆向きに変えてみました。

破ったあとは捨ててしまう「つまみ」の部分に尖った形状がくるので、残った箱の方は指で触っても痛くありません。

  

同じ原理で、さらに直線のラインを円弧に変えてみました。

モコモコした形状でデザイン性も加わり、さらに良くなりました。

  

これまで当たり前のように使っていた形状にも、ちょっとした気付きや疑問を感じることで新しい可能性が見えてくることを実感できました。

今回は大変勉強になりました。

図面データ 完成型
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